「マレーシアの最低賃金規制の概要」

(1) 最低賃金額及び賃金の定義

マレーシアでは、2022年最低賃金令 (Minimum Wages Order 2022)により、最低賃金が月額1,500リンギットと定められています。また、日給、時給については以下のとおり定められています。同令が施行される以前は、主要都市及び地域都市とそれ以外と地域で最低賃金額が異なっていましたが、同令施行により一律の最低賃金額が定められました。

雇用法上、「賃金」とは、「雇用契約に基づき行われた労働に対して従業員に支払われる基本賃金およびその他すべての支払い」と定義されており、住居費、手当、チップ、賞与等は含まれません。

(2) 適用除外

2022年最低賃金令は、雇用法2条(1)、サバ州労働条例(Sabah Labour Ordinance) 2 条(1)、およびサラワク州労働条例(Sarawak Labour Ordinance) 2 条(1)に定義されている家事使用人には適用されないとされています。

(3)  罰則

最低賃金制度に違反した使用者に対しては、初犯の場合は労働者1人当たりRM10,000以下の罰金が科され、再犯の場合には RM20,000 以下の罰金又は 5 年以下の禁錮刑が科されることとなります。