「ベトナムのドローンに関する法規制の概要」

(1) ドローン飛行の許可制

 ベトナムでは、2008年に制定され2011年に改正された無人航空機及び超軽量航空機の管理に関する政令、2020年に制定された無人航空機と超軽量航空機の飛行禁止空域及び飛行制限区域の設定に関する首相決定などにより、ドローンに関する規制が行われています。

 ドローンを飛行させるためには、飛行予定日の7営業日前までに、国防省に対し、飛行許可証を申請しなければなりません。

(2) ドローン飛行禁止区域

 以下の区域では、ドローンの飛行が禁止されています。

  • 国防省が直接管理・管轄する特に重要な軍事区域及び国防建設区域

これらの区域から500m以内は飛行が禁止されます。

  • ベトナム共産党、ベトナム政府機関、地方機関、ベトナム国内にある外国の大使館、領事館などの区域

これらの区域から200m以内は飛行が禁止されます。

  • 国家防衛区域(軍事キャンプ、戦闘訓練区域、刑務所など)

これらの区域から500m以内は飛行が禁止されます。

  • 民間機及び軍用機が使用する空港内
  • ベトナムの空域に設定された航空路内
  • その他、国防、国家安全、社会秩序の維持のために当局の裁量で設定される区域

(3) ドローン飛行制限区域

 以下の区域では、飛行許可にあたって当局が指定する条件に従ってドローンを飛行させる必要があります。

  • 高度120m以上の空域
  • 混雑している場所の上空
  • ベトナムと中国の国境からベトナム側に25,000mの区域
  • ベトナムとラオス、ベトナムとカンボジアの国境からベトナム側に10,000mの区域
  • 空港の飛行禁止区域の隣接区域であり、無人航空機と超軽量航空機の飛行禁止空域及び飛行制限区域の設定に関する首相決定の附属図に記載されている区域